bullet journalに掲載されたMarcus Clarkeによる記事の拙訳。許可を取ろうとしたが返答がない。

John Adams(米国第2代大統領)からAndy WarholOprah Winfreyに至るまで時代を牽引する人たちは,次の重要な事実を私たちに教えてくれる。日誌を書く時間を持つことは,目的の価値を高め,根気を養い,修養になり,人間的な成長を促すということである。意味のない習慣のように見えるかもしれないが,考えたことや経験したことを書き留めることは,将来を計画し,内省・反省をするきっかけとなりうる。時に単純な変化が幸福の度合いに大きな差をもたらすことがある。日誌を書いて仕事を楽しくする方法を5つ挙げる。

ノートに実現可能な目標を一日の始めに列挙する

研究によると,目標や期待を満たさないと今後の動機や成功への願望に負の影響を及ぼすことが示されている。しばしば,高い目標を掲げて動機を高めるようとするが,必然的に満たすことができず,逆効果になることがある。毎日の始めに,実現可能で,その日にやりたいことを4つか5つノートに列挙しよう。目的が明確になり,一日が終わる前にすべきことの覚え書きがモノとして残る。完了した時,ノートはその日にやり遂げたことすべての証となり,機嫌よく帰途に就くことができる。

一日を通じて湧いたアイディアの記録をとる

全く違うことに取り組んでいる時に,天才的なひらめきや問題に対する素晴らしい解決法が得られることは稀ではない。日誌を書くことは,他の仕事をしている最中であっても,その日に浮かんだアイディアを常に把握することに役立つ。一日を通してこれらのアイディアを書き出しておけば,後で見直せる。アイディアを書き留めれば,さらなる創造性を刺激し,すぐに日誌はアイディアでいっぱいになるだろう。

同僚や師匠の助言を書き留める

日誌は,友人や仕事の同僚が共有してくれた洞察を書き留めるのに最適だ。仕事の仲間は,通常自分が直面している状況に関係しており,的を射た意味のある助言をすることができる。そのような有り難い知恵を無駄にしてはいけない。少し時間を取り助言を書き留めて,今後のために残そう。この方法は,良い助言に耳を傾けることの大切さを改めて認識し,自分の身の回りの人々の意見に感謝する機会となる。

日誌を予定表にする

ほとんどの人は,日誌に加えてカレンダーの類を使っている。コンピュータ上であったり,卓上カレンダー,あるいはスマートフォンのリマインダかもしれない。これらは,日常の打合せや業務,締め切りや作業の予定表として使われている。さらに日誌をつければ,予定表が二重化され,仕事に関する重要な予定を忘れる危険をなくすことができる。日々あるいは月々の予定表を日誌に取り入れることは難しそうだが,両方をまとめて使いやすくすることは可能だ。ノートの最初と最後の2, 3ページを空けて締切一覧とカレンダーに使う。月々のカレンダーを印刷したものを貼るかカレンダーを手書きする。ためらわず日誌のあちこちにチェックリストを作ったり,締め切りを書いたりしよう。付箋や栞で目印にして,これらを常に確認する。日誌を予定表にするコツは,この記事で紹介している。

一日に達成した好ましいことを列挙する

仕事が決まったものとなると,毎日が翌日と見分けがつかなくなる。出勤し,すべきことをなし,退勤する。達成し経験した好ましい側面について考え直す時間を取らず,仕事についての好ましくない見解に頭が満たされがちだ。この問題を解決する一つの方法は,一日の終わりに2, 3分時間を取って,その日に起きたり,達成したりした好ましいことをノートに列挙することだ。そうすれば,自分の心の中に前向きな姿勢が育まれ,気分が良くなるだろう。