皆の役に立つわけではないが,KUNIS-III環境でのMacPortsの設定について書き留めておく。
念のためシステムの設定を確認。
http://wpad.kuins.net/proxy.pac
と入力し「OK」ボタンをクリックして設定。
rsyncのプロキシを設定する。${prefix}/etc/macports/macports.confを編集。${prefix}の既定値は/opt/local。
proxy_rsync proxy.kuins.net:8080
環境変数RSYNC_PROXYでもよいはずだがうまくいかない。port treeをrsyncで取得している場合は,これでselfupdateができるようになる。rsync接続が禁止されている場合は,ソースはSubversionを使って手動で取得する。
環境変数でうまくいかなかったのは,sudoコマンドが環境変数を引き継がなかったため。
$ export RSYNC_PROXY=proxy.kuins.net:8080 $ sudo -E port selfupdate
とするとうまくいった。
${prefix}/etc/macports/sources.confを次のように設定すると,port treeをSubversionで取得するようになる。lognameはユーザ名。
#rsync://rsync.macports.org/release/tarballs/ports.tar [default] file:///Users/logname/Macports/ports [default]
/Users/logname/Macports/portsはport treeを次のsvnコマンドを使って手動で取得した場所。
$ mkdir -p /Users/logname/Macports/ $ cd /Users/logname/Macports/ $ svn co https://svn.macports.org/repository/macports/trunk/dports/ ports
KUINS-IIIのようにhttpがプロキシ経由の場合は,Subversionのプロキシ設定が必要。設定は~/.subversion/serversの[global]セクションにする。portコマンドのホームディレクトリは/opt/local/var/macports/homeなので,/opt/local/var/macports/home/.subversion/serversにも同様に設定する。
http-proxy-host=proxy.kuins.net http-proxy-port=8080
httpsでport treeを取得している場合は,さらに設定が必要。ただし,OSのsubversionではうまくいかない。MacPortsのsubversionをインストールする。