今年も早いもので,少し前に年賀状のチラシが届いた。OS Xでの年賀状作成アプリケーションについて少し調べる。LaTeXやHTML5にも興味があるが,また今度。

商用ソフトウェア「宛名職人」。親たちが愛用。OSのバージョンが上がる毎に見事に非対応になる。最近OS Xは毎年アップデートされるので,毎年バージョンアップ代金が必要になる。「宛名職人」が動かなくなるからOSを更新できないという事態を招く。実に迷惑だ。どんな開発環境を使っているのだろう。

Mountain Lion (10.8) 以降,AppStore以外からダウンロードしたアプリケーションは「開発元が未確認」であるとして起動は制限されている。右クリックして「開く」を選ぶ。以下のフリーウェアやインストーラは,「開発元が未確認」に該当する。

フリーウェア「葉書AB」長年愛用している。OS標準の連絡先にグループをつくり,葉書ABのウィンドウにドラッグ&ドロップする。2007年から更新されていないが,Mavericksでも動作する。デフォルトで半角数字が組文字になる。

シェアウェアがフリーウェア化された「宛名工房」。これもOS標準の連絡先を使う。条件を設定し宛先を抽出できる。デフォルトでは,半角数字は縦に並ぶが組文字や漢数字に変換できる。

日本郵便が配布している「はがきデザインキット」。2014年10月30日に2015年版に更新とのこと。Adobe Airランタイムが必要。「今すぐダウンロード」がうまくいかない場合は,「別の方法でインストール」のページへ。Adobe Airをインストール。design_kit.zipの場合は,ダブルクリックして解凍。design_kit.airを起動してインストール。

住所録はcsv(コンマ区切りテキスト)で取り込むか,一件ずつ入力する。あて名面作成 > 住所読み込みサンプルの「デザインキット専用CSV」はShift JIS。Excelでは問題ないがNumbersで開くには,

$ iconv -f sjis -t utf-8 format.csv > format_utf8.csv

などとしてUTF-8に変換する。

Adobe Airを使う他のアプリケーションには,「プリントマジック」がある。OS X標準の「連絡先」からエクスポートしたときに作成されるvCard形式を読み込めるのだが,姓と名が「名 姓」で一緒になってしまっている。