静的ウェブサイトは,あらかじめウェブページをHTMLページを作っておいたサイトを言う.動的サイトをスクリプト言語とすると,静的サイトはコンパイル言語に対応する.

現在では,PHPなどを使った動的ウェブサイトが一般的になっていて,静的サイトは古いと考えられている.しかし,速度やセキュリティの面で静的サイトにも利点がある.静的サイトを選択した場合,HTMLを手で書いていたのでは手間がかかる.

そこで,markdown記法などで入力となるテキストファイルを用意し,これを処理してサイトを生成する静的サイト生成ツール(static site generator)が考案された.入力となるテキストファイルには,タイトルやメタ情報をタグとして記述できる.コンパイル言語でMakeやCMakeを使ってバイナリを生成するのに似ている.

以前は,bloxsomを使ってサイトを作っていた.bloxsomのプラグインとしてmarkdown.plを使い,markdownからHTMLを生成させていた.プロジェクト管理にはMakeを使った.

最近は,便利な静的サイト生成ツールがいくつもある.

これらをOS X Mountain Lion 10.8.3 に導入してみた.普段は何でもMacPortsで入れるのだが,ここではRuby, Python, Haskellそれぞれの独自のパッケージ管理システムを利用する.

Jekyllの導入

sudo gem update --system
sudo gem install jekyll

Hydeの導入

sudo easy_install pip
sudo pip install hyde

typogrify-hydeの導入に失敗する.これを先にインストールするとうまくいく.

sudo pip install git+git://github.com/hyde/typogrify.git#egg=typogrify-hyde
sudo pip install hyde

Hakyllのインストール

Haskel Platformをインストール.私の場合は,古いバージョンがインストールされていたので削除.

uninstall-hs
uninstall-hs thru 7.4.1
sudo uninstall-hs thru 7.4.1 --remove

Haskellのパッケージ管理はcabal.データベースを更新してhakyllを導入.

cabal update
cabal install cabal-install # 
cabal install hakyll