Snow Leopardでg95がコンパイルできずに苦労している.
gcc-4.0.4はi386では一応コンパイルできるが, g95のコンパイル途中で失敗する.
gcc-4.0.4とgcc-4.1.2では, configureで–buildにx86_64-apple-darwin10を与えるとうまくいかない.
x86_64はサポートされていないようだ.
Appleが修正したgcc-5465は,i386とx86_64両方のライブラリを作る.g95のコンパイルのときに,未定義のシンボルが多数出てしまいどうしようもなくなった.
gcc-4.3.4はいろいろと細工をして最後までコンパイルすることはできたが,g95の実行時にエラーが出る.gcc-4.3では,仕組みが大きく変わったのだろう.そこまで直せそうにない.
それならばとgcc-4.2.4を試したみた.gcc-4.3.4でしたような細工がいくつか必要だったが,gcc-4.3.4よりは難しくなかった.一応コンパイルに成功し,簡単なプログラムが動作することを確認した.細工にはいい加減なものもあるので,あとで問題が発生するかもしれない.それでもともかくめでたい.fileで確認したところ,確かにx86_64のコードが生成されている.
次はこれをPortfileにまとめなくてはならない.
11/9追記: gcc-4.2.4にリンクしたg95は, Snow LeopardだけでなくIntel MacであればTigerでもLeopardでも動いたが, PowerPCのMacでは動かなかった. そこで, 従来の4.0.4をベースにしてgcc42はvariantととした. r60290で変更をコミットした.
さらにr60340でSnow Leopardの検出を簡素化した.