三洋と入れ替わりで、東芝がPHSに帰ってきた。「東ぽん」「芝ぽん」「としぽん」? Carrotsだから「きゃろぽん」? この機種に京ぽんから機種変更した。 最近流行の薄型やスライド式でなく、小さくはない。しかし、アンテナ内蔵で手になじむ形状だ。突起がないので、ポケットの中に入れても違和感が少ない。薄型大画面だと角があたるのではないだろうか。 キーが大きめで、うちやすい。ワープロを発明した東芝だが、漢字かな変換は京セラのAdvanced Wnn 1.22が搭載されている。WX320K, WX320KRは2.0だが、予測候補が画面下部に出る点は同じである。携帯・PHSの文字入力では、目的の文字にたどり着くまで数字キーを何度も押す。 行き過ぎたときに1つ前に戻る機能は、重宝する。京ぽんでは#に割り当てられていたが、WX320Tでは発信キーになっている。ちょっと違和感があった が、この場所の方が押しやすい。英字は直接入力でき、確定操作が不要である。ブランド名や商品番号などを打つときの不満が解消された。 WX320Tは、パソコンとの親和性が高い。まず、外部メモリ(micro SD)が使える。USBマスストレージに対応しているので、Macでも特別なユーティリティなしにカメラで撮影した画像やICレコーダ機能で録音した音声 ファイル (.3g2) などのバックアップがとれる。内蔵メモリが少なめなので、Java, OfficeやPDFの閲覧など豊富な機能を生かすには、メモリは必須である。充電用のドックはなく、電源アダプタにはUSBミニ端子がついているだけで ある。パソコンから充電しても、充電時間は変わらないので、パソコンから充電することが多くなりそうだ。データ通信は、Macにも標準で対応しているのも うれしい。 カタログでは、あまり強く主張していないがW-OAM対応で、パケット通信時の自動時刻補正機能がついている。