ipythonは, インタラクティブ機能を強化したpythonのシェル. matplotlibは, pythonから使えるMATLAB互換の2次元プロットライブラリ.
地図投影して等値線も描けるようなので, MacPortsを使ってインストールしてみた. py-dateutilとpy-scientificはPortfileを書き換えて新しいバージョン (python-dateutil-1.2とScientific-2.6) を使った.
GTK+は重そうなので, wxWidgetsにした. TkinterではBus errorが出たが, 初期設定をきちんとしていなかったからかもしれない.
数値配列は, numpyにした. 最初はnumarrayにしたが, depreatedだと警告がでた.
結局, matplotlibで指定したvariantsは, +wxpython +numpyである.
使う前に~/.matplotlib/matplotlibrcを編集し, 使用するGUI (backend) と配列ライブラリ (numerix) を指定する. backendを指定しないと, ウィンドウが表示されない.
backend : wxAgg
numerix : numpy
ipythonには, variantsはない.
pylabが MATLAB互換モジュールである. MATLABを使ったことがないので, どの程度の互換性があるのかはよく分からない. ipythonの起動オプションで, -pylabを指定するとmatplotlibの設定が行われるので, 直ちにpylabモジュールが使えるようになる.
チュートリアルを試してみるといいだろう. ただし, ipython -pylabとすればimport pylab *やshow()は不要である.
描画ウインドウを出すコマンドはfigure(), 中身を消すのはclf(), 閉じるのはclose()である.