M_MapはMATLABから使える地図投影パッケージ.
これが使えれば, Octaveで地球科学の解析から描画までできるのだが, 現状では, Octaveからは使えない. .m
ファイルと海岸線データ.mat
ファイルだけで, 共有ライブラリは含まれない. Octaveの描画はgnuplot
を使っているが,MATLAB互換の描画コマンドが必要.MATLAB互換描画コマンド群を目指すものとし て,octplot
とyapso
がある. どちらも未実装の機能があり,alpha版の段階. octplot
の方がやや進んでいるが, yapso
はGLUTを使っているので, 3次元の描画ができる.
octplotを~/octave/octplot-0.3.9
にインストールした. configure
のときに–with-path
と–with-minpath
でインストール先を指定. インストール先のディレクトリ構造は作っておかないとエラーになった.
m_mapも~/octave
にインストール. .octaverc
で, m_mapとm_map/private
をaddpath()
した. private/mu_coast.m
でm_coasts.ma
tのフルパスを指定. これはMac OS XでOctaveを使うときのパスの問題が原因と思われる. 海岸線をline()
で描くくらいはできたが, エラーがたくさん出る.
yapso
は, octcdf
を開発したAlex Barthさんが開発している. OpenGLをうまく見つけられず, インストールはうまくいっていない. Mac OS X でインストールしようとしている人とBarthさんがやり取りしているようなので, いずれ簡単にインストールして使えるようになるだろう.